アメリカでは人前で話す訓練を小さい頃からする、とよく言われているけれど、その典型的なのがShow and Tell。3歳ぐらいから何か自分の好きな物をスクールに持っていって、皆の前でそれをを見せて話をする。
アルファベットにちなんだ物の(今週はAのつくもの、次はBなど)場合もあるし、だたただ何でもいい、という場合もある。
殿の1年生のクラスでは素行が良いと(つまりは普通にしていると)毎日星のシールがもらえて、それが10個集まるとご褒美がもらえるということになっていた。(前の記事はこちら。)
それで、そのご褒美になんと"Show and Tell"というのがある。自分の好きなことをクラスの皆にしゃべっていいですよ、ということ。日本だったら人前で話せ、というのは罰にはなるだろうけれど、ご褒美なんてならない気がしません?
それで、殿は今度星が10個集まったら"Show and Tell"で皆に日本語の教科書をみせて、日本語の教科書を読んであげるということにしていた。私は内心、「日本語ができることをひけらかさなくったっていいのに。皆にめいわくじゃないかな。」と思いながら。
それで、当日教科書と漢字のドリルなどを用意して学校に持って行った。教科書は「スイミー」を読みたいと言っていたのだけれど、長いから、と思いとどまらせ、短そうな詩にしたら、と助言しておいた。
土曜日のパーティーのとき担任の先生から「殿は皆に日本語の教科書を読んでくれたんですよ。」と言われた。私が「教科書全部読もうとしませんでしたか?」と聞いたら、先生は「時間が迫っているからそこまでにしましょう。」というと『あと1行だけ読ませてください』って言ってもっと読みたい風でした。」と言っていた。
そうなんだよね、うちの子は。人の迷惑は顧みず、自分のやりたいことをやろうとする。おまけに根拠のないHigh Self Esteemがついてくるし。(自身過剰ってことです、つまりは。)
半分日本人だというのを恥ずかしく思っていないようだし、日本語ができるというのは誇りに思っているというのはとてもよいことだと思うのだけれど、"Show and Tell"に立候補っていうのが私の感覚からは信じられない。
ちなみに、先生によると殿は、おもちゃとShow and Tell両方というのはだめか、と交渉したらしい。1つだけですよ、と言われて、悩んだ末Show and Tell"にしたらしい。ご褒美をダブルにして欲しいという要請も、ダメもとで言ってみるのが本当に殿らしい。
この地域ではバイリンガルだということがSocial Stigma(汚点)としてとらえられないという風潮は子供の中にも結構浸透しているようなので、それはとってもラッキーなことだな、と思う。
いつかきっと、人と違う自分のバックグラウンドをうとましく思うときもくると思うので、それまでしっかりと半分は日本人だという誇りみたいなものをはぐくんでもらえたらな、と思う。
2006年06月15日
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ホント、うちの殿、アメリカで育ってよかったと思う。夫も私も彼の将来についてはあんまり心配しないのよね。ああいう性格だから、うまく切り開いていくだろうって思えるので。一緒にいると恥ずかしくなるけれどね。
「ダブル」って私にはしっくりこないわ。逆に「ハーフ」っていうのが「悪い響きがある」とはあんまり感じないんだけれど、これは人によってとらえ方ちがうのかな。
若の日本語幼稚園でね、日本には住んだことがない日系のお父さん達がいるんだけど(パナマとかオーストラリアで育ったんだよ)、上手に日本語話すのよ。ああいう風に育つこともありうるんだ、って思うと頑張ろうと思えるようになりました。
私の生活は、すごいってことは全くないのです。誰でも1日24時間だし、エネルギーも限られているので、結局手抜きをしてどこかでつじつま合わせているんですよね。Blogでは出さない日常も多いですし。
2人目が生まれて、特に上の子が日本語学校に行くようになってから毎日綱渡りだな、と思うこと多いですよ。
大学復帰、楽しみですね。頑張ってください。
手にかえるをのせているのはすごい衝撃を受けました。私は虫、両性類、爬虫類が得意でないので…
なのに先日娘が家に出た虫をみて”怖い怖い”というので、ティッシュでとってつぶして捨てました。私こそ叫びたかったのに叫ぶ相手はいないですし、そのままにして置けないので。綿あめをおいしそうに食べている写真を見てはソフトクリームをほうばる我が子の映像が頭に浮かんだり。親であることを自覚させられるサイトです。まだまだ自分自身親になりきれないので、このサイトには本当に感謝しています。
物理的に近い人だからといって考え方や共感するものが近いというわけでは決してないので、こうやってネットを通じて遠くの人でも内面的に合うものを持っている人がつながることができるというのは素晴らしいですよね。
私は普通の人よりも細かいことでストレスを感じやすいタイプだと思います。だから、緑ずきんさんはもしかすると「綱渡り」なんて経験せずに子育てできるかもしれないですよ。
子供達がずっと日本語を使い続けてくれたら嬉しいですが、道のりは長いですね。今あきらめたら殿も若も日本語なんてすぐに忘れていまいますからね。
子供との関係を日本語にしておく方が、英語が不完全だからと親の威厳を失う可能性が少なくて私には好都合です。
ホント、体は資本ですね。自己管理も大切なんだけれど、なかなか難しいです。