2011年02月10日

にんじん

お仕事のお休みの平日に、仲良くしている日本人のママ(Eママ)がよく行く東洋系のグロッサリーストアに一緒に連れていってもらう予定でした。Eママはパパの駐在でアメリカに来て2年半なのに、私よりもいろいろなお店を知っているのです。私は平日遠くへ買い物には出られないし、土日は土日で予定がいっぱいなので、ついつい手ごろなところですべて済ましてしまう。なので、このお買い物ツアーをとっても楽しみにしていました。

と、こ、ろ、が、若が発熱。こればっかりは仕方ないので「また次回、声かけてね。」と。
Eママが注文を取ってくれたので、えのき、ごぼう、ごまなど欲しいなというものを少し買ってきてもらうことに。

その日の夕方おEママが買って来てくれたものを届けてくれたのですが、「このにんじん、おいしいから食べてみてね」と太い立派なにんじんも届けてくれたのです。

それで、このにんじんで炒り鶏を作ってみたのですが、わあ、日本のにんじんの味がする!

アメリカの貧血みたいなにんじんとは大違い。ほっくりする感じで、アメリカにんじんの土臭さがない。アメリカにんじんはいくらじっくりにても、しゃりしゃりしていて、これはこういうものだろう、と思っていたのです。そもそもにんじんはあんまり好物ではないし、煮物に使うときなどは水につけておいてあく(?)抜きしちゃえば少なくとも臭みはなくなるのでそれで使っていました。

でも今回、にんじんとはこうあるべきものだ、という正しいにんじんに遭遇したのです。アメリカは土が違うからにんじんも違うんだろうなあと諦めていたけれど、存在するんですね、美味しいにんじんも。このにんじんを使うようになってから煮物とかカレーなどの煮込みが楽しみです。子供達も、煮物を出すと「これEママのにんじん?」と確認して食べます。アメリカのにんじんはカレーでもよけていたのに。

_DSC1754.jpg

それにしても、日本のママたち、偉いなあ。近場で何でも済ませるのでなく、にんじんを求めて10マイルも遠いところに買い物に行くなんて。いろいろな意味でimperfectなアメリカで、それでも自分の思う生活を達成するため、情報網を張り巡らせ、妥協せずに追い求める。

Eママからは祇園むら田の瓶詰めのゴマもいただきました。取り寄せているのよ〜、使ってみて、と。
香ばしいくて、とっても軽い風味のゴマで美味しいです。こういうところまでのこだわり、アメリカ人にはわからないだろうなあ。
posted by ちょこ at 00:00| Comment(2) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この夏から3年間、沖縄に引っ越すことになりました。沖縄は食べ物もちょっと別世界だけど、日本の食材を買うのが今からすごく楽しみ!やっぱり日本の野菜は美味しいですよね〜。海を越える引越しは大変なのでちょっと憂鬱なのと(しかも猫連れ)、それでも日本に行けるワクワクと、毎日落ち着かない気持ちです…。
Posted by ちぇさあ at 2011年02月13日 21:39
ちぇさあさん
またお引越し、大変ですね。沖縄はなかなかいいじゃあないですか。お子さん連れの引越しは精神的にもいろいろとフォローと整理が必要かもしれないですね。がんばってください。
Posted by ちょこ at 2011年02月14日 06:30
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