土曜日、夕方お隣のおばあさんから電話があり、「ちょこが雪かきしてくれたから、お礼にブラウニーを焼いたんだけど」ということでホームメードのブラウニーをいただきました。
次の日、殿がブラウニーを食べて、「ナッツ入っていないよ」というので、若もひと口食べたら、どうやらくるみが入っていたらしい、ママ、ナッツ入っていたよ、食べちゃったと涙声になる若。「のどがいやな感じがする」とも言っている。今までのように口が腫れたりという目に見える症状はなし。だいたい、食べたひと口に本当にくるみが入っていたのかもよくわからないし、若にもよくわかっていない。でも「エピペンして」と本人は言っている。夫はまったく状況がつかめず、症状もないのにエピペン注射をするなんていかがなものか、とのんびり言っているが、のどの不快感を訴えているわけだし、呼吸困難にでもなったら取り返しがつかないので、私が強引に若の腿にエピペンをぶっさしました。それで、すぐに抗ヒスタミン剤も飲ませて、とりあえず小児科へ連絡。症状がおさまってもまたあとでもっとひどい症状がでてくることもありうるので、イマージェンシールームに行きなさい、と言われた。
エピペンと抗ヒスタミン剤の後は若は何事もなかったように、心配事がなくなり気分爽快だと言わんばかりに振舞っていたけれど、念のためお医者さんの指示通りイマージェンシールームへ。わりとすぐに受付をしてもらい、ナースにも会い、そのあと小児科専門のお医者さんにも診てもらえたけれど、結局4時間は症状が変わらないことを確認するために、ずっと病室で待つこととなりました。若の小児科医もイマージェンシールームの医師もナースも、本人も私も絶対に症状は悪くない、と信じていたのですが、それでも4時間様子を見るというのはやはりアレルギーの場合一度症状がおさまったあとに急変ということが本当にあるからなのだろうな、と。
テレビつき、トイレつきで窓もある個室に入れてもらえて、若はハリーポッターの映画を見せてもらい、なんだか彼にとっては悪くない日曜の午後、みたいな感じで。私は本をじっくり読めたし、まあ「こういう日もあっていいか」ということで。でも「これってさ、お部屋代としていくら保険会社に請求がいくんだろうね」と考えながら。ナースが「ジュースいる?」とか「アイス食べる?」みたいに若に聞いてくるたび「それ別料金でしょうか、それとも部屋代に込み?」と質問したくなりました。
若の場合、ナッツアレルギーとはいっても、血液検査ではそんなにひどくないこともわかっているし、本人もかなり気をつけているので、私も油断していました。殿を信じたのは間違いでした。私が確認すべきだった。殿を責める必要はないのですが、お友達でアレルギーの子から「ナッツ入っている?」みたいに聞かれたら「わからん」と答えるんだよ、と言っておきました。殿の一言で救急車騒ぎ、ひいては命取りにでもなったら大変です。
そもそもアメリカのブラウニーにくるみがはいっていないことのほうが珍しいのかも、ということも今気づきました。ブラウニーなんて「砂糖の塊」みたいに思っていたので、私は好んで食べないし作らないので、よくわかってないんですけど。それから以前にお隣のおばあちゃんからブラウニーをいただいたことはあって、そのときはナッツが入っていなかったと記憶しているんです。なので完全に不意打ち。
エピペンは常備して、何かのときにきちんと対応できるようにしておかないと。のどに不快感という場合は迷うよりエピペンだそうです。エピペンってアドレナリンなので、別に注射しちゃったからと言ってものすごく体に負担、というわけではないのだそうだ。それから、うちには抗ヒスタミン剤のBenadrylがなかったので、Claritinを飲ませましたが、Benadrylの方が即効性があるので、用意しておくといいですよと言われました。とにかく食べ物のアレルギー(とくにナッツ)は呼吸困難に結びつきますから侮れないですね。
先週、若の小学校のウインターコンサート。↓

生徒の数が多くなっていて、今では全校生徒を4つのグループにわけて、コンサートは4回行われます。まだまだ3年生はかわいいものだ。
フルーツアレルギーもこれまた厄介だね。何気なくサラダに入っていたり、洋菓子に入っていたりするものね。うちの場合「本人がかなり気をつけている」と思ってしまって私が油断したのがよくなかったなあ。でも、食べちゃったときの不快感と大胡湖になる面倒さはかなり記憶に残っているようなので、学校で友達との食べ物の交換とかさらに注意してくれるといいけど。